文章は書く前のリサーチが一番大切という話

/ 編集長

GWに入りましたが、ひたすら家で仕事にいそしんでます。

普段の取引先からの連絡が一切ないであろうこのGW期間こそ、第二領域に思いきって時間を投下できるというもの。

『人の行く 裏に道あり 花の山』

これは、株式市場で利益を得るためには、世間とは真逆の行動をとらなくてはならないという有名な格言ですが、
ことビジネスにおいてもまったく持って同じことが言えると思います。

今年は連休を長く取られる方も多いと思いますが、そのうちの1日だけでも、

「やった方がいいとわかってはいるけれど、なかなか手がつけられていないこと」

にトライする時間を作られてみては。

さて、それでは本日の本題です。
 
 

文章を書こうとしてはいけない?

 
インターネットメディアが爆発的に増加した影響からか、
Webコンテンツのライティングに関する情報が、以前より格段に充実してきたように思います。

書店でも、『Webライティング』に関するノウハウ本が以前よりもたくさんの種類が並んでいますよね。

かくいう私も、10年以上前からコピーライティングに興味があったことも手伝って、
ライティングの本は数十冊は読んできました。

そのかいあってか、そこまでのストレスなく文章を書けるほうだと思います。

とはいえ、最近とても思うのは、
結局のところ文章は書こうとして書くものではない、ということ。

むしろ、書く前の準備作業によって、自然と『書ける』ようになることが重要だと思うのです。

言い換えれば、

『書けるような状態に持っていく』

と言ったほうが自然かもしれません。
 
 

文章は書くよりもリサーチが大切

 
文章を書くことは、一般的に難しい作業だと思われがちです。

たしかに、軽くできる作業ではありませんが、書く前の準備をきちんとすれば、そこまで難しい作業でもありません。

書く前の準備は、よく『リサーチ』と呼ばれています。

リサーチとは、具体的に言えば「書く文章のテーマに関する材料を集めること」を指します。

・インターネットでそのテーマに関連することを検索して調べる
・本や雑誌を買う、借りる
・専門家、関係者の話を聞く
etc

などなど、書く前にそのテーマに関する情報をできる限り集めます。
このリサーチの量と質を高めることで、文章はどんどん書きやすくなります。

本来、文章の書き手が意識すべきことは、
手元にある情報を読み手にわかりやすく伝えることのはず。

であれば、手元に情報があればあるほど、書き手が文章を創作する必要は少なくなります。

あとは、情報を読み手にわかりやすい形に整理しておけば、

『書くのではなく書ける状態に持っていく』ことが可能になるのです。
 
 

文章にオリジナリティを求めすぎない

 
こんなことを言うと、

「それでは自分で文章を考えて書いたことにならない」

という意見も聞こえてきそうです。

ただ、ここで重要なのは、そもそもの文章を書く目的です。

文章は読み手がいてこそ成り立ちます。

では、読み手は一体どんな目的で文章を読むのでしょうか?
少なくとも、『書き手が考えたオリジナルの文章を読みたい』からではないはずです。

読み手は、その文章から何らかの情報を得ようとしている。
さらに言えば、その情報を得ることで何らかの問題解決をしようとしているからこそ、文章を読むのです。

つまり、文章を書く目的とは、

『読み手が欲しい情報を受け取りやすい形で渡すこと』

と言えるでしょう。

文章にオリジナリティは不要とまでは言いませんが、
あまり求めすぎるあまり、わかりにくい文章になったり、
書くために時間がかかりすぎたりしては本末転倒なのです。

もし、あなたがこれから文章を書こうとしているなら、
書き始める前に、テーマに関する十分なリサーチができているか、
一度チェックしてみられることをおすすめします。
 
 

まとめ

 
それでは今回の内容を整理しておきますね。


・文章を書くのではなく、自然と書ける状態に持っていくことが重要

・手元に情報があればあるほど、文章を書く必要は少なくなる

・文章を書く目的とは、読み手が欲しい情報を受け取りやすい形で渡すこと


それでは今日も良い1日を!